毎日カレンダーをめくると、その日ごとに特別な意味や歴史的な出来事が隠れています。ある日は誰かの誕生日であり、ある日は記念日として祝われ、またある日は社会を揺るがす事件が起こった日でもあります。そうした出来事を知ることで、日々の生活に小さな彩りを添えることができます。
今回ご紹介する 9月19日 は、日本の文化や社会にとって大きな節目となった日であり、世界史的にも重要な出来事が数多く起こった日です。さらに芸能人や著名人の誕生日も豊富で、華やかさと重みを兼ね備えています。この記事では、誕生日を迎える有名人、制定された記念日、誕生花とその花言葉、そして日本・世界の歴史的事件まで幅広く解説していきます。
目次
9月19日生まれの有名人
日本の有名人
9月19日生まれの日本人は、芸能界やスポーツ界、文化の分野で多く活躍しています。
- 西川貴教（1970年生まれ）
「T.M.Revolution」としてデビューし、『HOT LIMIT』『WHITE BREATH』など数々のヒット曲を世に送り出した歌手。滋賀県の観光大使として地元活性化に貢献し、ミュージカルや声優、俳優としても活動しています。 - 渡辺美優紀（1993年生まれ）
元NMB48・AKB48の人気メンバー。「みるきー」の愛称で親しまれ、アイドル時代はその笑顔と透明感ある歌声で絶大な支持を集めました。卒業後もモデルや歌手として活動を続けています。 - 唐田えりか（1997年生まれ）
女優。映画『寝ても覚めても』などで注目され、清純派女優として知られています。韓国での活動経験もあり、国際的な活躍が期待される若手女優です。 - 兒玉遥（1996年生まれ）
HKT48やAKB48で活躍した元アイドル。舞台女優としても評価が高く、明るいキャラクターで多方面に活躍中。 - 福田沙紀（1990年生まれ）
女優・歌手。『ライフ』など数々のドラマに出演し、演技力で存在感を示しています。 - 細田守（1967年生まれ）
日本を代表するアニメーション映画監督。『サマーウォーズ』『時をかける少女』『未来のミライ』などヒット作を手掛け、日本アニメの魅力を世界に発信しています。 - 野村謙二郎（1966年生まれ）
広島東洋カープの元選手・監督。選手としては二塁打の日本記録保持者でもあり、カープの黄金期を支えた人物です。 - 高山善廣（1966年生まれ）
プロレスラーで総合格闘家。強靭な肉体と勇敢なファイトで人気を博しましたが、試合中の事故で頸髄を損傷し、以後闘病生活を続けています。その姿勢は今も多くのファンに勇気を与えています。 - おさる（モンキッキー）（1968年生まれ）
お笑い芸人。「アニマル梯団」としてデビューし、ピン芸人としてもバラエティ番組で人気を博しました。
海外の有名人
- ジェレミー・アイアンズ（1948年生まれ）
英国の俳優。映画『運命の逆転』でアカデミー主演男優賞を受賞。『ライオン・キング』では悪役スカーの声を担当し、重厚な演技力で国際的に高い評価を得ています。 - ジミー・ファロン（1974年生まれ）
アメリカの人気コメディアン、トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー』の司会者。軽快なトークとユーモアで世界中の視聴者に愛されています。 - トリーシャ・イヤーウッド（1964年生まれ）
カントリー歌手。グラミー賞受賞経験があり、長年にわたってアメリカ音楽界を代表する存在です。 - ツイッギー（1949年生まれ）
1960年代に一世を風靡したスーパーモデル。ボーイッシュなルックスでファッション界に革命をもたらしました。 - ポール・ウィリアムズ（1940年生まれ）
作曲家・シンガーソングライター。カーペンターズや映画音楽など数々の名曲を手掛け、音楽史に名を残しています。
9月19日の記念日・行事
日本の記念日
- 苗字の日
1870年9月19日、「平民苗字許可令」が発布され、一般庶民が正式に苗字を持つことが認められました。それまでは武士や貴族だけが苗字を名乗り、庶民は名前のみで生活していました。この日を境に、日本社会は大きな変化を迎え、近代的な戸籍制度の基盤が整いました。 - いけんの日（平和への思いを忘れない日）
2015年9月19日、国会で安全保障関連法案が可決されたことを受けて制定されました。「自分の意見や異見を持つことを大切にし、平和を守ろう」という願いが込められています。 - その他の語呂合わせ記念日
「9-1-9」の語呂合わせから 遺産整理の日、クイックルの日 が設定されています。暮らしやすさを意識したユーモアあふれる記念日です。 - へちま忌（正岡子規の忌日）
俳人・正岡子規が亡くなった日でもあります。辞世の句に「糸瓜」が登場したことから「へちま忌」と呼ばれ、文学ファンに親しまれています。
国際的な記念日
- 国際海賊口調の日
1995年にアメリカで始まったユーモラスな記念日。「アホイ！」や「ヤー！」といった海賊の口調で一日を過ごす遊びが世界に広まりました。SNSでの参加も盛んです。 - バタースコッチプリンの日
甘いデザートを楽しむアメリカ発の記念日。家庭やカフェでプリンを味わう人が増え、SNSでも盛り上がりを見せます。 - 大動脈解離認知の日
深刻な心疾患「大動脈解離」についての認知を高める日。健康啓発として医療関係者を中心に活動が行われています。
9月19日の誕生花と花言葉
サルビア（Salvia）
日本での代表的な誕生花は「サルビア」。燃えるように鮮やかな赤い花を夏から秋に咲かせます。
- 花言葉：「尊敬」「知恵」「家族愛」「家庭の徳」
これらは家族の絆や大切な人を思う気持ちを表しており、プレゼントにもふさわしい花です。
その他の誕生花
- オーニソガラム：「純粋」「才能」「無垢」。星形の花を咲かせ、清らかさを象徴します。
- サンダーソニア：「祈り」「愛嬌」「共感」。ランタンのような花姿がユニークで、花束に彩りを添えます。
- ツリフネソウ：「安楽」「心を休める」「期待」。吊るし舟のような形をした花が特徴的。
- ユーチャリス：「気品」「清らかな心」。白く美しい花が花嫁のブーケに好まれます。
英語圏での誕生花
- アスター（Aster）：「愛」「信頼」「知恵」。星のような形の花が友情を象徴します。
- モーニンググローリー（朝顔）：「新しい始まり」「愛情」「儚さ」。朝に咲き昼にしぼむ性質から「人生の一瞬の輝き」を象徴する花とされています。
9月19日の歴史的な出来事
日本の出来事
- 1870年：平民苗字許可令
これまで名字を持たなかった庶民に、苗字が許されました。日本の近代化に欠かせない改革の一つで、国民全員が家族単位で管理される基盤となりました。 - 1902年：正岡子規が死去
近代俳句の革新者として知られる正岡子規。病床からも多くの作品を残し、死の直前まで創作を続けました。文学史において大きな存在感を示した人物です。 - 1941年：映画会社再編
戦時下の日本で映画制作会社が統合され、松竹・東宝・大映の3社体制が整いました。戦時文化政策の象徴的な出来事です。 - 2015年：ラグビーW杯「ブライトンの奇跡」
イングランドで行われた大会で、日本代表が強豪・南アフリカに逆転勝利。世界を驚かせた一戦として今も語り継がれています。
世界の出来事
- 1777年：第一次サラトガの戦い
アメリカ独立戦争における重要な戦い。アメリカ軍が防衛戦を成功させ、独立への道を切り開きました。 - 1796年：ワシントン大統領の退任演説
初代大統領ワシントンが「外国との同盟に巻き込まれるな」と中立政策を説いた演説。アメリカ外交の基礎を築きました。 - 1881年：ガーフィールド大統領死去
暗殺による傷が原因で死亡。在任わずか半年余りという短命政権でした。 - 1939年：ポーランド戦線の激戦
第二次世界大戦初期、ポーランド軍がドイツ・ソ連両軍の攻撃を受け壊滅的損害を被りました。 - 1985年：メキシコ大地震
M8.1の巨大地震が首都メキシコシティを襲い、1万人以上の死者を出しました。国際的な救援の動きが広まり、災害対応の教訓となりました。 - 1995年：ユナボマー声明文掲載
アメリカを震撼させた爆弾魔ユナボマーの声明文が新聞に掲載され、世間の注目を集めました。その後の逮捕につながります。
まとめ
9月19日は、芸能やスポーツの分野で数多くのスターを輩出した華やかな日である一方、日本社会の大改革や世界的な事件が重なった歴史的な日でもあります。誕生花サルビアの花言葉「尊敬」「家族愛」が示すように、人との絆や信頼を大切にする気持ちを思い出させてくれます。
日付ごとの出来事を知ることは、単なる豆知識にとどまらず、自分の暮らしに歴史や文化の厚みを加えることにつながります。9月19日は、過去の出来事を振り返り、未来への学びを得るのにふさわしい一日だといえるでしょう。